初めての東欧セルビアツアー、大変だったこと。

日本の粋と風流を歌う三味線シンガーソングライター

なつみゆずです!

 

セルビア第二の都市ノヴィ・サドの要塞にて。

東欧の国・セルビアから帰国し1週間。セルビアの思い出を胸に、次は7月のフランス・パリJapan Expoに向けて、鋭意準備中です。

 

親日国なのに日本のものが全然無いセルビア。三味線や着物、想像以上に喜んでいただけて、私も本当に嬉しく忘れられない経験になりました。また絶対行きます。

 

セルビアの日本文化事情についてはまた改めて書くとして、

 

帰ってきた途端になんですが、今日はセルビア旅行、実はけっこうハードだったよ!😱 というお話。

実は大変だったセルビアツアー!

セルビア滞在中はあまりtwitterやインスタに投稿してなかったのですが、いろいろと大変だったのですよ。

 

 

英語があまり通じないのに、店員さんと話さないと買い物できない!

今まで行った国で現地語が覚えられなかったのは、なんだかんだ英語が通じる国だったからなんだなぁ、というのを実感。

アメリカはもちろん、タイもマレーシアもカンボジアも、なんだかんだ英語で旅できたんですよね(東南アジアは何なら、日本語が通じることもある。)

セルビアの街の一般の人は基本的にセルビア語だけで生活しており、英語はあまり通じませんでした(日本と同じくらいかな)。

 

が、

 

スーパーの惣菜コーナーやパン屋など、食べ物屋さんはすべてショーケースの中に商品があり、店員さんに量り売りで取ってもらうスタイル!

実際のスーパー。首都のベオグラードにて。

店員さんとコミュニケーションを取らないと、食べ物が買えません!

 

日本から同行した日本語講師の神庭直子さんがセルビア慣れしてる方なので(←こういう状況なので、前回2ヶ月ほど滞在した際にセルビア語を覚えたそう)

買い物の仕方を教えてもらい、1人の時は身振り手振りでなんとか食べ物をゲットしました……まさにサバイバル。ただ、手に入りさえすればセルビア料理は絶品です!!!

 

 

日曜祝日はお店がみんな休み

30年前の日本の正月か!

 

というくらい、祝日にはすべての店が閉まります。スーパーもお休み!

 

ちょうど滞在中にイースター休暇があり、事前にセルビア現地の人から「イースターの間はマジ、何も買えないよ!」と脅されて前日にまとめ買いしておいたのですが、

その通り何も買えませんでした。

ただし、カフェや飲食店だけは通常通り営業していました!

飲食店以外の人はみんなお休みで、朝からカフェに集って優雅に過ごすのがセルビアの祝日のようです。

 

 

 

タバコの臭いが強烈!!

これも30年前の日本か!

 

というくらい、レストランやバーの中はタバコが強烈です!!

 

日本で喫煙者が減り電子タバコ主流になって、タバコの臭いに慣れなくなったせいもあるかもしれないけど、それにしてもセルビアのタバコは臭いが強烈。

日本のタバコより強い気がする……

 

ちなみに日本のようなパッケージになっているタバコと、自分で葉っぱを紙に巻いて吸うタバコが、半々くらいで普及している模様です。

 

夜のライブハウスなどは、部屋の端から端が見えないくらい煙が充満していました・・・昨今の世界的禁煙の流れに逆行し、なんというか、ロックです。

そんな煙もくもくライブハウスでがっつり演奏する私。ジャムセッション楽しい

そんな状態なのでセルビア滞在期間中は、レストランへ食事に行ってきたら下着まですべて洗濯!

宿には4人で泊まっていたので、備え付けの洗濯機がフル稼働でした。

鞄を部屋に置いておいたら、周りの関係ない物にまで臭いがうつりました……タバコ、恐ろしや。(それ以来鞄はベランダに外干し。)

 

 

飛行機欠航→24時間帰れない!

これは帰国時に起こったトラブル。

本当は5月7日の朝に帰国予定だったのですが、セルビアから乗り継ぎのモスクワへ行く飛行機がまさかの欠航!

(実際は数時間の大幅な遅延だったのですが、遅延した飛行機に乗ってモスクワへ行っても、1日に1本しか無いモスクワ→東京の便に乗り継げないため、日本に帰れない!という状況でした)

窓口での交渉の結果、一番早く日本に着ける便に振り替えできたのですが、

 

到着が5月8日の朝。(まる1日遅れ)

 

実は私、8日の昼に歌の仕事が入っていました……

 

 

到着予定が朝の9時に成田。舞台の本番は12時から東京駅近く。

セルビアツアーの予定が決まってから仕事の依頼を受け、

 

「帰国予定(7日朝)から24時間以上間があるし、ちょっとくらい遅延したところで大丈夫だろー!」

 

とタカをくくっていたのですが、

 

飛行機がちょっと遅延したら24時間帰れなくなる国が、この地球にあったんですね!!!

 

そこから日本の関係者とLINEやSkypeで電話し、代役を探したり、「空港から直行すれば間に合うから!」と衣装を手配したり……てんてこまいでした。

 

振替便が少しでも遅延したらアウト!という状況でしたが、運良く振替便は予定通りに着き、スーツケースも順調に受け取れて、成田エクスプレスは事故で15分遅延してハラハラしたものの、舞台本番には滑り込めました。11:30に会場に着き、12時から本番でした……

日本から直行便の無い国へ行く時は、帰国後2、3日の余裕が必要です!!!

反省。

不測の事態だったものの・・・

ところで不幸中の幸いというべきか、延泊の宿は航空会社手配でかなり高級なホテルに泊まり、美味しいお食事も三食いただきました。

滞在中全然時間の余裕が無く、買い物ができなかったので、延泊の1日でショッピングに行ってお土産を購入。

帰りの飛行機は当初予定のモスクワ経由(※モスクワ空港は造りがすごく不便)から、ヨーロッパ最高評価のアムステルダム空港経由・オランダ航空に変更になり、(8日の仕事に間に合うのか、頭を抱えつつも)なんだかんだ満喫して帰ってきました。

後の予定に余裕さえあれば、不測の自体も意外と楽しいものですね。

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