セルビアツアーまとめブログ(その1)2度目のセルビア上陸&ミュージックビデオ撮影
日本の粋と風流を歌う三味線シンガーソングライター
なつみゆずです。
2019年8月9日~18日の日程で、2回目となるセルビアツアーへ行ってきました!
5月に引き続き、セルビア第二の都市ノヴィサドで日本の味を紹介するイベント「Tastes of Japan -Okonomiyaki Kaori」。
本当は私、5月の回のみの参加だったのですが。
5月のステージがたいへん好評で、セルビアの方々の強いご希望により8月も連れて行ってもらえることになりました……!!!
セルビアの皆さま! 主催者のかおりさん! そして、クラウドファンディング(2019年4~5月実施)にご参加くださった日本の皆さま! 本当にありがとうございます!!!
ということで、今回のセルビアツアーのご報告を4回に分けて書いていきたいと思います。
いざ、二度目のセルビアへ。
日本からセルビアへは、直行便がありません。最短ルートは成田からモスクワ経由で17時間。
今回、私はカタール航空でドーハ経由でした。行き20時間、帰り24時間の旅。
↑乗り継ぎのドーハからのツイート。
セルビアの首都・ベオグラードへは10日の昼に到着。
3ヶ月ぶりのベオグラード。3ヶ月前に数日滞在しただけなのですが、なんだか長い旅から帰ってきたように感じます……
ベオグラードで別便で来たかおりさん(Okonomiyaki Kaori 主宰者)と合流し、セルビア人のお友達の車でノヴィサドへ。
ノヴィサドは首都ベオグラードから車で1時間半。人口約30万人。
古き良き東欧の風景が素敵な街です。
今回は6日間滞在し、演奏やレコーディングを行いました。
セルビアのロックバンド「Senshi」と楽曲制作&MV撮影!
今回のセルビアツアー、目玉の1つがこれ!
ノヴィサド拠点に活動するメタルロックバンド・Senshi(戦士)の新曲に、三味線&コーラスで参加させていただきました!
Senshiは日本にコアなファンがたくさんいて、昨年、日本でのクラウドファンディングを成功させ日本公演を行っています。次回の日本公演に向けて準備中だそう!
一歩市内を出ると広がる東欧の原風景
今回、音源とビデオの収録をしたGrasshopper Sound Studioがある、ノヴィサド郊外の町・ズレニャニン。
すっっっっっっごい田舎!!!!!
ベオグラードやノヴィサドだけ見ると「あれ、セルビア意外と都会じゃん」と思ってしまうのですが、都市部を一歩出るとこの風景なんですよね。見渡す限り畑。こういうところ、大陸というか……せせこましい日本との差を感じます。こういう風景、好き。
楽曲制作
さてレコーディングですよ!
「ここでソロ弾いて」とか「ここに日本語の歌詞つけて」とかいきなり言ってくるのですが、海外レコーディングあるあるです。以前のアメリカでのCD制作で鍛えられたのがここで生きるとは。
真剣にレコーディング。ちなみにこの日の気温、34℃。 レコーディングスタジオはエアコンがつけられないので、猛暑との戦いです。熱中症に負ける前に集中して録り切るのだ・・・!
楽曲制作&録音の後はそのままMV撮影へ。
今回、撮影のために集まったみなさん。
出演者のキャラの濃さもさることながら、レコーディングスタジオがそのまま撮影スタジオになるこのムードたっぷりの照明ですよ! なんでもスタジオのオーナーが照明の仕事もしてるらしい。
完成したビデオがこちら!
エフェクトが凄すぎる!!!
ちなみにこちらのビデオを編集したのが、ボーカルのアダム。(ビデオの中で中央で頭振りまくってるロン毛の人)
ボーカリスト、作詞作曲家であり映像クリエイターでもある彼。なんとこのビデオも、撮影した翌日にはほぼ完成していました。凄すぎる。
フルサイズビデオはSenshiのYouTubeにて公開されています。こちらもチェック!
セルビアの家庭料理が最高!
Senshiとレコーディング&MV撮影をしたこの日、実はSenshiのギタリストのお父さんが、ランチに手料理を作ってくれたのですよ。
セルビアの伝統・肉野菜煮込み。
「辛いから気をつけてね!」と言われたけど、そんなに辛くなかった。肉と野菜のコクが美味です。
セルビアといえば肉、肉といえばセルビア
「セルビアって何が美味しいの?」と日本の方からよく訊かれるのですが、セルビア料理はとにかく肉!肉!肉!!
牧畜が盛んなので、肉が安くて美味しいんです。牛豚鶏羊、なんでも美味しい。 ちなみに周辺国はイスラム教国も多いのですが、セルビアはキリスト教国(セルビア正教)なので基本的に食べ物の制約はありません。
人間の顔くらいのサイズのハンバーガーが200円で買える国です。素晴らしい!!
この日いただいたスープは、豚肉とソーセージ入り。セルビアの伝統的なソーセージで、肉汁たっぷりでコクがあります。
みんなで囲む食卓。
おかわりしちゃいました!
セルビアでは肉が安く、魚が高級品
ところで、肉と野菜が美味しいセルビアですが、内陸国なので反対に魚は全然ありません。
スーパーに冷凍の魚が売ってるくらい……。
なので寿司はこんな。
↑これで1000円。
顔サイズのハンバーガーが200円の国でですよ・・・高っか!!!
しかも美味しくないです。
皆さんご存知の通り、世界的に日本料理といったら「寿司」。
それはセルビアでもそうで、セルビアで知られている唯一といっていい日本料理も「寿司」です。
でも、平均収入が日本の5分の1のセルビアで、1000円の寿司が食べられるかといったら、よほどの富裕層でないと無理。しかも日本の寿司と全然違うし!
ということで、セルビアの一般の人が、セルビアにある食材で作れる日本料理を紹介しよう!
というのが今回のプロジェクト「Okonomiyaki Kaori」の趣旨です。
まとめブログ(その2)は、イベント本番・「Tastes of Japan -Okonomiyaki Kaori」の様子をお届けします。