黄金の撥の秘密 〜三味線用カラー撥のススメ〜

ゆず愛用の、三味線用・黄金のバチ!
どこへ持って行ってもすごく人気です。特に海外の方に人気
先月のbachido国際三味線ワークショップで出会ったアメリカの人は、「俺も買って帰らなきゃ!!」と大興奮でした!
何で出来てるの!?とか、どこで買ったの!?とか、三味線をやっている人に会うたびに訊かれるので、今日はこの撥について語りたいと思います!

素材は何で出来てるの!?

動物性樹脂 = カニ!!

こちらの撥の素材は動物性樹脂
その主原料は・・・ズバリ、蟹の甲羅だそう!
蟹の甲羅に色をつけて、練って固めて形を整えたものがコレ。
もとの蟹からは想像できないほど、滑らかでキレイです✨

これまで、三味線のバチといえば、べっこうだったけど・・・

三味線の撥は、鼈甲(べっこう)=亀の甲羅で作ったものが最も良いとされています。
しかし!!
べっこうの原料となるウミガメは、環境の悪化や乱獲で激減。
ワシントン条約で絶滅危惧種に指定され、国際的にそれ以上の捕獲を禁止されてしまいました。
現在販売されているべっこう製品は、昭和の時代に捕り貯めたウミガメの甲羅を、少しずつ切り崩して作っています。つまり、べっこうは今や高級品だし、これからも値段が上がっていくのです……
そんなべっこうの代替品としてつい最近普及しはじめたのが、ほかの甲殻類の甲羅を使った動物性樹脂ということです。

動物性樹脂撥のメリット

べっこうの代わりとして開発された動物性樹脂。
その最大のメリットは・・・

べっこうと同じクオリティで、べっこうより安価!

弾き心地や強度は伝統的なべっこうと変わらず、値段はずっと安い!!
現在販売されているべっこう撥は、最も安いもので3万円ほど。ただし、3万円の撥のべっこうはあまり良いクオリティではないそう……)
それに対してこの動物性樹脂撥はなんと……17000円!!
一番安いべっこうの、およそ半分の値段です。

色が豊富でオシャレ!!

べっこうの撥は当然、べっこう色。
でもこの動物性樹脂撥なら……お好きなカラーが選べる!
私が買った金色以外にも、赤やピンクや水色、白黒のまだら模様(牛みたいでカワイイ)など、個性的な色や模様がついています。
私などは、やっている活動の性質もあって三味線にはできるだけ派手な小道具が欲しいので、この黄金の撥がたいへんお気に入りです!
↑テーマカラーの黄色にもぴったり!

 どこで買ったの?

三味線やってる人に会うたびに訊かれるのですが……
この動物性樹脂撥、現段階では置いているお店がほとんど無いようです(>_<)
私が最初にこの撥を見つけたのは、通販。

 

通販だと大きさや重さが分からないのがネックなんですよね。キーボードみたいな電子製品ならともかく、生の楽器に使うものはやっぱり、自分で手に取ってみてから買わないと不安です。お店で買えば職人さんにも相談できるしね。
ということで、実店舗で置いている店を探したところ・・・1件だけ取り扱っているお店を発見!!
それが、東京・青砥にある和楽器店、菊岡中むらさんです!
菊岡 中むら
 (余談ですがこの中むらさん、創業100年の老舗ですがそのイメージからはびっくりするほど、ウェブサイトが充実していて素敵!(笑) 一度見てみてください♪
黄金の撥は私が買ったのが最後の1つでしたが、カラー撥自体はまだ何色か残っているようです(2017年11月現在)。

どこで作っているのかは、謎。

ネットで調べた情報では、日本和楽器製造が生産・販売しているようだけど……
私のゴールド撥は果たしてそこから来たのか、他に同じような撥を作っているメーカーは存在しないのか?など、いろいろ謎。
 
個人的にはこの撥、すごく使い心地が良いし何よりカワイイので、もっと普及すれば良いなと思います!

なつみゆず*ライブ予定

12月20日(水)国分寺Give Hearts

2018年1月7日(日)13:30〜浅草アミューズミュージアム
なつみゆずバンドワンマンライブ「七草粥を食す会」


1月16日(火)恵比寿YaYa

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