江戸の夏、隅田川の花火 ~屋形船で歌ってきました~

花火サンプル画像

こんにちは、ゆずです。東京の夏といえば、花火! 毎週末、各所で花火大会が開催されていますね。

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東京の花火大会といえば、真っ先に思い浮かぶのが隅田川花火大会江戸時代から続く由緒正しい花火大会で、今の「隅田川花火大会」という形になってから今年で40周年を数える伝統行事です。なんと今年、私はVIP席である、隅田川水上の屋形船から見せていだだきました

というのも、私が所属している女木遣り組の代表として、日本火消し保存会が毎年主催している隅田川屋形船に、芸人として乗せていただいたのです!

女木遣り組

今回の屋形船での、女木遣り組メンバー4人。

 

火消しと木遣りと、隅田川の花火

木遣りってなに?

木遣りというのは、東京の伝統芸能。江戸時代の鳶職、火消したちが仕事の時に唄った掛け声です。当時の火消しは、木造住宅の密集地である江戸で、最大の脅威である火事から、身体を張って人々を守るヒーロー。そこから発展して、結婚式などのお祝い事や、お葬式でも木遣りが唄われるようになりました。

 

江戸時代・8代将軍徳川吉宗の時に始まった隅田川の花火大会とももちろん密接な関わりがあり、そのご縁で日本火消し保存会は毎年、特等席である第一会場と第二会場の間の水上に、屋形船を出しています。(ちなみに、第一会場と第二会場の2箇所で開催するのも、江戸時代からの伝統! 第一会場を担当する花火屋がたまや(玉屋)、第二会場がかぎや(鍵屋)です)

 

女木遣り組

そんな火消し保存会が、2017年に新しく結成したのが、女木遣り組

木遣りは伝統的に男性だけで唄われる歌で、女が歌うなどけしからん、というのが習わしでした。ただ、江戸時代から残る木遣り歌で、1曲だけ女性でないと歌えない木遣りがあるのです。

 

それが、吉原木遣り

 

江戸時代の吉原遊郭で、芸者たちが男の木遣りを真似て始めたもので、平成9年まで深川の芸者さんたちが続けていました。が、「吉原木遣り」を唄うプロの団体は、それ以来途絶えてしまったようです・・・。

 

その「吉原木遣り」を復刻する目的で結成されたのが、「女木遣り組」!

 

ということで今回は、女木遣り組代表の4人が、隅田川の屋形船で「吉原木遣り」を唄わせていただきました!

 

いざ、吉原木遣りの披露!

満員の船の上にて。頑張ります。

隅田川の船上で木遣りを唄う、女木遣り組。

↑の写真は、私がメインパートを唄わせていただいた部分ですね・・・

音楽ライブや芝居はたくさんこなしてきているはずなのですが、伝統芸能の担い手として舞台に立つのは全然違う緊張感があります。VIPなお席ですし。たいへん貴重な経験になりました・・・。今後の芸の一助、いや百助くらいにはなる体験でした。

今後も稽古に励みたいと思います。

 

そして花火が上がる!!

雨だったけど・・・。

屋形船からスカイツリー

東京スカイツリーを背景に自撮りなんかして、はしゃいでいましたが、実はこの時、隅田川は大雨。

果たして予定通り花火は上がるのか・・・?

決行されたとして、外に出て観ることができるのか・・・?(屋形船は花火打ち上げ会場の目の前に停泊するのですが、逆に近すぎて屋根の上に登らないと、1階のお座敷の窓からは上空が全く見えないのです)

 

船の中の私たちも、お客様もみんな、祈る気持ちでその時を待っていました・・・。

 

そして6時45分。花火は予定通り決行!

花火は予定通り上がりました!

屋形船から見る第一会場

↑屋形船から見た第一会場。

最初は雨の中でしたが・・・

 

徐々に雨がおさまり、綺麗な花火を観ることができました!

↑こちらは第二会場。ゆっくり走っていく電車にも風情があります。

 

唄い手としてのお仕事から、人生初の間近で観る隅田川の花火と、江戸の粋を体験するたいへん貴重な1日となりました。

 

江戸の粋を学んで、良い唄い手になろう。

今回のお仕事ですが、

「若い伝統芸能の担い手に、本物の日本文化を体験して、芸事の向上に役立ててもらいたい」

という火消し保存会の会長・幹部陣の想いから、私たちを芸人として選んでいただいたそうです。

 

その想いに応えられるように稽古に励み、そして日本文化を海外へ発信する活動も、今後とも頑張っていきたいと思います!

 

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