三味線、入院する。

お借りした三味線でライブ。

こんにちは!民謡からファンクまでなんでも三味線でやりたいシンガーソングライター、ゆずです。

最近はかっこいいギターソロ、ならぬ三味線ソロを弾くべく、津軽三味線のお稽古に通っております。

しかし先日、梅雨の真っ只中のこと。

うちの愛用の三味線ちゃんを、悲劇が襲ったのです……

三味線、突如として割れる!

皮がビリっと。

それは梅雨のある日のこと。

昨日までなんともなかった三味線を、ケースから出すと……

うおぉぉっ!?皮が裂けている!?!?

なんと、誰も触っていないのに、突然皮が裂けていたのだ!ビリッと!Oh, NO

しかもこれは序の口、この後さらに裂けが進行してビリビリ状態に・・・(泣

仕方なくその日はマスキングテープで裂け目を補強し、練習したのですが。

翌日。棹が割れる。

その翌日。皮、やっぱり張り替えなきゃダメかなー。いつ三味線屋さんに行こうかなー……と、思いながら稽古場へ行き、三味線ケースを開けたところ。

な、

なんじゃこりゃー!?!?

棹が継ぎ目から裂けている

棹、裂けとるやんけー!!( ゚Д゚)

写真だと分かりにくいのですが……

棹が継ぎ目から、板の木目に沿ってパックリ割れてしまったのです……

誰も触ってないのに!

ナゼだー!!!

原因は梅雨の湿気。

皮の破れも棹の割れも、誰かが夜中にイタズラした……のではなく、原因は梅雨の湿気!

三味線は天然素材で出来た楽器。天気や気温、湿度にものすごく影響を受けやすいのだそうです。

そんな三味線が最も苦手な季節が、梅雨!

雨と猛暑の繰り返しで気温と湿度が乱高下することによって、皮や棹にダメージが溜まり、勝手に破れたり割れたりしてしまうんだそうです……

日本の伝統楽器なのに、日本の梅雨に耐えられないってどういうことだよ!?

三味線、骨折で全治2週間の入院。

文句を言っても三味線の修理は自力ではほぼ不可能なので、翌日おとなしく三味線屋さんへ持って行きました。三味線かとう外観

ゆずのかかりつけ和楽器屋さん、三味線かとう。

エレクトリック三味線なんかも作っている、ファンキーな三味線屋さんです。風情ある東尾久の下町にあります。

加藤さん「あ~、骨折ですね(笑)」

ということで、棹の修理と皮の張り直しで、全治2週間の入院ということになりました。

裂けた皮も張り替えてもらいます。

裂けたのは裏側だけですが、オモテ面もだいぶ傷が目立つので一緒に張り替えてもらうことにしました。

ちなみに、三味線の皮は主に

・猫

・犬

・合皮(プラスチック)

3種類。

私の三味線はもともと猫の皮が張ってありましたが、最近津軽三味線の稽古をしていることもあり、津軽三味線用の犬皮に張り替えてもらうことにしました。

猫のほうが繊細な音が出るのですが、犬皮のほうが強いのです。

合皮は破れることがほとんど無くて長持ち、お手入れ簡単だけど、音はあまりよくないそう。

キレイになって帰っておいでね~。

三味線ちゃんを加藤さんに託し、帰路に着いたのでした……

2週間後。三味線、退院!

マイ三味線入院中のライブは、津軽三味線の先生からお借りした中棹三味線で乗り切っていたのですが。

お借りした三味線でライブ。

あれから2週間、ついに三味線ちゃんが帰ってきました!!!

じゃーん!

新しい皮になった三味線

ピカピカです✨✨✨

皮真っ白〜! 歯切れの良さと繊細さを合わせ持った、すごくいい音!!! 三味線っていいわぁ〜♡

棹の割れもまったく分からなくなりました! 日本の技術力、スバラシイ!!

三味線はとっても繊細で壊れやすい、手の掛かる楽器ですが、その反面どんな壊れ方をしても新品同様に直すことが可能なのだそうです。

この夏はキレイになった三味線ちゃんと一緒に、たくさん演奏活動ができそう。良かった~!

私までがっつり衣装を着て記念撮影。笑

帰ってきた三味線と記念撮影

対処法。

今回の件で、周りの演奏家さんからたくさんアドバイスをいただきました。三味線に梅雨を乗り切らせるために、皆さんいろんな工夫をしていらっしゃるようですね。

湿度変化が危険!

湿度が高い状態が危険というよりは、ジメジメした状態と乾燥した状態を急に繰り返すのが危険なんだそう!

暑くてジメジメした部屋に三味線を置いておいて、突然冷房で冷やすのは危険。特に急にドライモード(除湿)を強くかけるのはたいへん危険なので気をつけましょう。

エアコンのある部屋では、風が直接当たらないようにした方が良さそうです。

片付けるときは全体をよーく拭いて、密閉保存。

練習の後は乾いた布(私はマイクロファイバークロスを使ってます)で、棹や胴、皮全体をよーく拭きます。そして胴を和紙の袋とビニール袋、二重に包んで、口を紐でぎゅーっときつく縛って保管。

さらに中に乾燥剤を入れておく場合もあります。

毎日弾く!!

長持ちさせるには、毎日弾くのが一番!といいます。生きた素材で出来た楽器なので、弾くことによって良い状態が保たれるのだそう。しばらく弾かない間に破れている、ということはよく起こるみたいです。

知人の中では毎日ちゃんとお手入れをした結果、1枚の皮が5年以上保ったという方も……! 私も今回の皮は、大事にしたいなぁ。

余談。SNSの時代も悪くない。

余談になりますが、今回三味線が壊れた件をfacebookに書き込んだところ、応急処置の方法や、変わりの三味線を貸してくださる申し出など、たくさんの方からコメントをいただきました。

皆さんありがとうございますヽ(;▽;)ノ

最近SNS疲れしてたけど、インターネットで繋がる時代も、悪くないですね。便利な時代になったもんだ~。

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三味線、入院する。” に対して 2 件のコメントがあります

  1. ユージ より:

    初めてコメントします!

    僕も長年ギター弾いてきて様々なブランド、タイプのギター使ってきて特性の違いは本当にあります!

    素材、パーツは耐久性、音に当然影響されて良し悪しはやっぱり値段に跳ね返りますが高ければ必ずしもプレイヤーが良いとする音が出せるかと言えば違います。

    三味線も同じように演奏者によって選びようがあるのかと思います。

    でもギターも三味線もやっぱり湿度は絶好弱いから駄目ですね!
    ギターは高いギターや昔ながらのタイプはラッカー塗装なんですが皮膜が薄く鳴りは良いけど湿度に弱すぎ、ポリエステル塗装は湿度に強いけど分厚いからボディの鳴りはラッカーに劣るなど一長一短ですね。
    よくケースに乾燥剤入れたりしますね。
    日本は特に高温多湿だからケアはマメにして使わない時は特にギターも三味線も気を付けないといけないですね!

    1. natsumiyuzu より:

      ユージさん、コメントありがとうございます!
      ギターも三味線と同じで、温度湿度には本当に気を遣いますよね~(>_<) 日本の気候は本当に楽器に酷です。

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